夜働く職業と、それに従事するメリット

医師や看護師、土木作業員などは、夜間業務がある代表的な職種です。特に病棟のある病院の医師や看護師は、人命を24時間預かっているため、深夜であっても必ず誰かが待機している必要があります。

とはいえ、当然ながら、一人の医師や看護師が24時間勤務しているという訳ではありません。通常は日勤と夜勤の2交代制、あるいは日勤と準夜勤、夜勤の3交代制によって、複数で業務に当たることになります。同じ理由で、老人ホームで勤務する介護士にも夜勤はあります。

また、24時間いつでも対応が必要な職業の中には、消防士や警察官なども含まれます。土木作業は日中でも行われていますが、夜勤の作業員が行うのは主に道路や鉄道などの整備です。日中は交通量が多かったり、電車が走っていたりするため、そのような場所を長時間封鎖して作業するのは難しくなります。そのため、夜間に行う必要があるのです。

しかし、夜勤をすると、賃金の25%が夜勤手当として割増しになります。夜勤か日勤かを選べない職業もあるものの、貰える賃金が高くなるのは夜勤のある仕事に就くメリットの一つと言えるでしょう。

日勤と比べても短時間で割高な賃金を得られるので、それを理由に夜勤に就くという人は意外と多いようです。また、夜は子供が寝ているため、小さな子供を抱えながら生活をしている女性にも活躍のチャンスはあると言われています。

夜間の仕事はどうしても夜型の生活になるため、体調管理にはより気を配る必要はあるでしょう。しかし、ライフスタイルにマッチすればメリットは多いと言えます。